昔、冬になると手が荒れて痛い痛いと泣いていた俺に、ばあちゃんはいつも軟膏を塗ってくれていた。
「寒くなってきたらすぐ塗りなさいね。予防になるんだよ」
毎年同じことを言われたが、外で走り回っているうちにすっかりそんなことも忘れてしまい、
ばあちゃんのお世話になっていた。
あれは小6の冬だったか、ばあちゃんが学校に向かう俺に「手を洗ったあとに塗るんだよ」
と軟膏を持たせてくれた。
俺はその言いつけを守り、学校でせっせと軟膏を塗っていた。
そこを通りがかったクラスのボス男子。
「うわっ何だこいつ、女みてえwwwww」
その一言にクラス中の男子が群がった。
女、女の大合唱が始まった。
俺は泣きそうになるのをこらえながら家に帰り、そのやり切れない思いをばあちゃんにぶつけた。
「軟膏なんかいらねーよ!!!ばあちゃんのせいで友達に馬鹿にされた!!!」
ばあちゃんは泣きながら「ごめんね、ごめんね」と謝っていた。
そんなばあちゃんが去年死んだ。
入院中、見舞いに行くといつも俺の荒れた手を見て「ごめんねえ」と言っていた。
泣いた
俺は小さい頃、家の事情でおばあちゃんに預けられていた。
当初、見知らぬ土地にきて間もなく当然友達もいない。
いつしか俺はノートに自分が考えたスゴロクを書くのに夢中になっていた。
それをおばあちゃんに見せては
「ここでモンスターが出るんだよ」
「ここに止まったら三回休み~」
おばあちゃんはニコニコしながら、「ほーうそうかい、そいつはすごいねぇ」と相づちを打ってくれる。
それが何故かすごく嬉しくて、何冊も何冊も書いていた。
やがて俺にも友達ができ、そんなことも忘れ友達と遊びまくってた頃
家の事情も解消され、自分の家に戻った。
おばあちゃんは別れるときもニコニコしていて
「おとうさん、おかあさんと一緒に暮らせるようになってよかったねぇ」
と喜んでくれた。
先日そのおばあちゃんが死んだ。
89歳の大往生だった。
遺品を整理していた母から「あんたに」と一冊のノートをもらった。
開いてみみるとそこにはおばあちゃんの作ったスゴロクが書かれてあった。
モンスターの絵らしきものが書かれてあったり、なぜかぬらりひょんとか
妖怪も混じっていた。
「おばあちゃんよく作ったな」とちょっと苦笑していた。
最後のあがりのページを見た。
「あがり」と達筆な字で書かれていた、その下に
「義弘(>>1)くんに友達がいっぱいできますように」
人前で、親の前で号泣したのはあれが初めてでした。
おばあちゃん、死に目にあえなくてごめんよ。
そしてありがとう。
ジーンときたお(´・ω・`)
ばあちゃん・・
これはきたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
時代はかーちゃんからばーちゃんへ・・・・。
新ジャンル「ばーちゃん」
吹いたwwwwwwwww
不覚にもwwwww
つまんね
>>1
IDで吹いた
ナンコーww
これは流行る
多分そのうち
新ジャンル「ひいばあちゃん」
つまんねって書こうとしてしまった
うんこだと思って食ったらカレーだった気分だよ
コメント
kusomushi | URL | -
>>16
糞スレかと思ったら華麗なスレだったわけか
( 2007年01月25日 22:00 [編集] )
kusomushi | URL | -
>>※1
誰がうまいこと言えと(ry
( 2007年01月25日 22:14 [編集] )
ボブ | URL | -
スレタイで養命酒吹いたのに普通にいい話だな。
( 2007年01月26日 00:02 [編集] )
kusomushi | URL | -
ネタかと思ったら…ばーちゃんは反則だよ……
( 2007年01月26日 01:20 [編集] )
kusomushi | URL | -
老婆「軟膏wwwwwwwww」
いい話なのに老婆ってヒドズwww
( 2007年01月26日 22:29 [編集] )
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